今こそ宮崎牛を食べる会-卓話全文③

 本年も押し詰まりまして、昨日、帳場の神棚の御飾りを新しくしました。29日を嫌う方もおいでですけどね、ウチはOKです。なにしろ、肉の日ですからね。門松は12/24に設置済みです。

 弊店は12/31まで営業、年始は1/2より営業いたします。よろしくお願い申し上げます。さて、

 12/26に「今こそ宮崎牛を食べる会」を開催しました。

 以下は、その時にいたしました、私の話しの全文です。やや長いので3日にわけてUPしています。今日は、その3日目です。ご笑覧下さい。

<以下卓話全文>

 どのくらいザンネンかと申しますと、飼料自給率は、1980年代以降20%台で推移、2005年時点で25%だそうです。このことが、食料自給率全体も押し下げています。日本の食料自給率が40%と低いことは、ご承知の通りと思います。

 それに原産地を表示するのに、飼料は関係ありませんから、宮崎産の飼料を100%使わなくても、宮崎牛と言えるのです、今は。

 和牛をフランスワインに匹敵する、食のブランドにするには、原産地名称のコントロールの基準を、もっと厳格にしないといけません。現状では、完全に負けています、おフランス野郎に。

 これでは大変残念ですから、今より日本の風土に強く根ざした牛を育てていただきたいと思います。そういう牛の肉は、しっかり味があって、すき焼きにしても悪くないと思います。

  そこで問題になるのは、消費者の方の買い方です。

 勿論、国産飼料を使えば当然高いですから、仕上がった牛を、買い手の皆さんが高く買わないと、ペイしません。

 「どうせ努力しても、結局高いと売れないんだよなあ」と生産者の方が思ってしまう社会にしてはいけません。

 今回の宮崎の問題は、大変残念ではありましたが、結果として畜産のことを知っていただく機会になったことは事実です。小林君は宮崎まで走り、今日はこうして皆さんがここへ来てくださっています。有難いことです。

 今日は、私のイベントなので、せいぜい偉そうに言わせていただきます。皆さんには是非、今まで以上に肉のことをお調べいただいて、賢い消費をしてだきたいと思います。

 そして、平成22年も暮れようとしていますが、皆さんの中の「今年の十大ニュース」の上位にしっかりと、宮崎の件をランクインさせておいていただいたいと思います。

 くれぐれも、西麻布の顔面ボコボコ事件よりは上位、ということでお約束いただきたいと思います。

 ご静聴ありがとうございました。

<卓話全文は終わりです。> 

追伸①

 精肉売店の、正月用肉予約販売は12/28で〆切らせていただきました。12/29-31はフリー販売のみです。この三日間昼時11:00-15:00は大行列が出来ます。また夕刻には品切れ予想されますので、なるべく、10:00-11:00にご来店下さい。

追伸②

  あすの弊ブログは、2010年・住吉史彦の十大ニュース の発表です!

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて305日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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