2020年8月25日
OK範囲
今月19日に実施した肉の試食会の肉は「仙台黒毛和牛」でした。
宮城県産の黒毛和牛がA5やB5の5等級に格付けされると「仙台牛」として流通させることができますが、4等級以下だとそう名乗れません。仙台牛銘柄推進協議会では4等級と3等級を「仙台黒毛和牛」と称しています。
「仙台牛」も、仙台の黒毛和牛なんですけど、変な感じです。「仙台牛」は黒毛和牛じゃないの?と思ってしまう人がいるかもしれませんね。
それやさて置き、「ちんや」はご存知の通り「適サシ肉宣言」の店ですから、5等級の「仙台牛」は使いません。それが宮城県産の4等級の牛さんは、ブランドとしては「仙台黒毛和牛」に入るわけですが、「ちんや」ではブランドにはあまり固執せず美味しそうであれば、使わせていただきます。
で、今回は栗原市の那須さんという方が育てた牛さんでした。
牛のプロとしてインタビューされた記事をネットで発見したので、読んで行きますと、
60頭くらいの牛さんを飼っている中規模の農家さんで、
9割がメス。出荷時の枝肉重量は、だいたい370キロから420キロぐらいだと言います。重量の面でも「フォーティエイト宣言」をしている「ちんや」の「OK範囲」ですね。
飼料は、自分の田んぼから取る「ひとめぼれ」の稲わらを使っておられるということで、自給できているのは結構なことと思います。
今回の牛さんはメス、月齢30ヵ月、重量420キロ。美味しく頂戴しました。ありがとうございました。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.832目の投稿でした。引き続きご愛読を。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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