和菓子の日

世の中には「○○の日」というのがたくさんあり、中には根拠が弱いのでは?と思ってしまうものや単なる語呂合わせも多いです。
なので、6月16日が「和菓子の日」と聞いても、最初はそんなに関心を持ちませんでした。
今年初めて「和菓子の日」の起源が平安時代の疫病流行にあると知って、初めて関心を持ちました。
仁明天皇の御代に疫病が流行したため、天皇は嘉祥元年(848年)の6月16日に、16個の菓子や餅を神前に供えて、疾病よけと健康招福を祈ったとされます。
これを起源として、6月16日に厄除け・招福を願って菓子を食べる「嘉祥菓子」の習俗が興り、ずっと続いてきたと言います。
この習俗を全国和菓子協会が記念日として制定したのだとか。
結構なことだと思います。
が、名前がややシンプルなような・・・
ちなみに疫病と肉ということでは、弊ブログの4月15日号に書きました通り、肉食を人間が断つ=美味しい物を我慢する、ということが行われていたようです。
722年、732年、737年、770年と疫病や炎暑、旱魃を鎮めるために肉食や飲酒を止めろいう指令が朝廷から出ています。
古代の人は仏教の教えで肉を食べなくなったと説明されることが多いですが、実はそうではなくて、肉は贅沢で美味なものと思っていたので、神が怒っている時=疫病の時は肉食を控えたと言うのです。(他の説もあります)
と、なると、今回も肉断ちをした方が良いのか・・・
それは困るなあ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.763本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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