2019年10月27日
浅草おどり
「浅草おどり」が七年ぶりに開催されました。
浅草の芸者衆が日頃の稽古の成果を披露する「浅草おどり」の初回は1950年に開催されました。花柳界が華やかだった当初は毎年のように催されていましたが、花街が衰退するにつれてだんたん不定期になって行き、前回は2012年でした。
「おどり」を開催するには、ホールの借り賃、大道具・小道具、衣裳、かつら・・・と経費のかかることばかりです。
チケット販売の苦労もあります。浅草公会堂は1.100席収容できますので、そこで3公演するということは、3.300枚のチケットを売らないといけないわけで、なかなか難儀です。
定期開催が望ましいに決まってはいますが、体力を整えるのに七年かかった模様です。
が逆に、時間がかかったので、待っていたお客様が多かったようで、チケットは発売後早い段階で売り切れたようでした。結構なことでした。
今回から新しい試みも始まりました。芸者衆によるお茶席、浅草花街グッズの制作など。「美味探訪セット」という近隣料理屋と踊りチケットのセット券も発売され、これには弊店も参加しました。
プログラムは新元号「令和」の幕開けを祝う新曲「初明(あけそめて)令和寿」など。フィナーレの「浅茅の賑い」には赤坂芸者衆も加わってもらい、文字通り賑やかになりました。
まずは芽出たいことでした。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.529本目の投稿でした。
Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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