ほぼ脂身

「ふるさと納税」のトラブルって、肉が多くないですか?
たしか大阪の自治体では、「A5」とうたって、そうでないというのがありました。
私に断りもなく「適サシ肉」を売っていた自治体もありました。
今回は「ほぼ脂身の肉」が「ふるさと納税」で売られていたそうです。報道によれば、
「問題となったのは宮崎県美郷町がふるさと納税返礼品に設定している「宮崎県産黒毛和牛薄切り800g」。1万円以上の寄付でもらえる返礼品でしたが、Twitterユーザーの愛しの女子レーサーさんが「ここまでひどいのは初めて」と脂身だらけの肉の写真を付けて投稿したことにより、ネット上で「ゴミクズまがい」「詐欺レベル」との声があがるなど批判が殺到していました。」
このニュースに旧知のフードアクティビスト・松浦達也さんがコメントを付けていました。
「ふるさと納税は返礼品の質を担保する仕組みがないので、こうした”事故”は時折起きる。」
「平時においては消費者は返礼品を求め、自治体は”納税”をほしがる。となると、両者の間にあるものは商取引に限りなく近くなり、売買双方に返礼品に対して抱くイメージの最低限の共有が必要になる。しかしあくまで”納税”だと考える自治体にとっては、いったん返礼品を選定してしまえばそのクオリティコントロールは提供事業者任せ。」
まったく、その通りと思います。
返礼品は本来商品ではないのだから、品質が変動するようなものを採用するべきではないです。
なのに、どこの自治体も競って肉を売ろうとします。牛さんは生き物だから、色んな子がいるのにね。そこに根本的な無理があると私は思っています。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.517本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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