古美術

「ちんや」の開化絵を取材したい、という御依頼がありました。古美術の番組を創るんだとか。
古美術は身近なもので、趣味として気軽に始められる
というテーマだそうで、結構と思います。
「ちんや」の開化絵は趣味というより、店の実用なので、そこは少し違うのですが、博物館・美術館の美術より身近であることは間違いないです。
私が明治時代の開化絵を集めだしたのは、20年ほど前のこと。それ以前は客室に日本画をかけていました。祖父が集めたものでした。
生前はそれなりに知られた画家さんの絵もあるのですが、時間が経過し、後の時代になっても有名であり続ける画家さんとなると、ごく少数です。時代を超えて有名なのは、大観とか玉堂くらいでしょう。
そうでもない絵は、知識のないお客様から見ると、
ただの富士山の絵、
ただの鶴の絵、
ただの鯉の絵、
にしか見えず、面白がっていただけなくなりました。
で、明治の開化絵に転換しました。
中には、渋沢栄一が設立した第一国立銀行の絵もあります。お札が出回れば話題にできますから、在り難いことだと思っています。
「ちんや」の開化絵はネットでも見られますから、こちらからどうぞ。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

Filed under: 憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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