蛇骨湯

ようやくオーバーツーリズム問題を採り上げる文が増えてきましたが、その文脈で先日浅草の「蛇骨湯」さんが登場したのには驚きました。
作家の江上剛さんは浅草の地元民が行く銭湯「蛇骨湯(じゃこつゆ)」に行かれるらしく、「金融財政ビジネス」(時事通信社)の、
【怒れるガバナンス】オーバーツーリズム対策を考えんとアカンで
の中で以下のように書いておいででした。
「先日、浅草に行った。そこに江戸時代から続く「蛇骨湯(じゃこつゆ)」という銭湯(温泉)がある。460円で温泉に入れるので、地域の人たちにとっては貴重な銭湯だ。」
「そこでは、湯に漬かりながら街の人のコミュニケーションが保たれていた。しかし、最近外国人が多くなったと思っていたら、今年の5月には廃業すると聞いた。」
そうなんです、廃業なさるんです、「蛇骨湯」さん。
「地域の再開発、後継者不足などいろいろな問題があり、廃業を決めたとのことだが、主人の「最近、この辺りにできるのはホテルばっかり」という、やや怒りと諦めの言葉が印象的だった。」
「ホテルや民泊施設ばかりでき、多くの外国人観光客が訪れることで、皮肉なことに彼らが求める浅草の情緒がなくなってしまうのだ。」
「多くの外国人観光客が日本に来ることは歓迎すべきだ。しかし、それがカネ儲(もう)けに堕してしまったら本末転倒だ。オーバーツーリズム対策を実施することが、彼らに対する本当の「おもてなし」ではないだろうか。」
御意。
民泊だけでなく宿泊施設の建設そのものを、法で規制する必要があるかもしれません。海外では既に事例があります。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

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