2010年4月8日
うーむ、侮れん!②ー千成亭さんの味噌漬
先日、近江牛のすき焼きで有名な、彦根の「千成亭」さんの、味噌漬けを買って食べたことは、このブログの3/29の号に書きました。味噌漬けは、三十五万石・彦根藩の、元禄以来の伝統の逸品です。でも実はその時、全量食べたわけではありませんでした。何故なら、つぎのように、気になることを書いた紙が品物に付けてあったからです。
「本製品は、出荷の際に調整いたしております。味噌に漬けておりますので、塩分の作用で調整後すぐは、肉が締まり変色いたします。味噌に十分漬かりますと、酸素の分解により軟らかくなり、べっ甲色になった時が食べ頃になります。目安として賞味期限前が美味しくお召し上がりになれます。(後略)」
賞味期限前が美味しい?
なにい、余に向かって、まだ食すな、と申すか!(→この部分は殿様口調でお読み下さい。)
そういう次第で、全量は食べずに賞味期限がやってくるのを、待っていました。そして、その日がようやくやってきました。毎晩ヨメと夜食を食べますが、今夜の夜食のメニューにのせることにして、味噌漬けにあわせる日本酒も支度しました。
部位は、バラ中心の、脂身の多い部位ですが、これを味噌と一緒に焼くと風味が出て旨いものです。たしかに前回より風味があるような気がします。日本酒によくあいます。それに、表示ラベルを見て気がつきましたが、完全無添加。食品添加物は加えず、肉と味噌だけで出来ています。
うーむ、千成亭直弼っ、さすがは徳川直参、侮ると返り討ちに会いそうじゃのう!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
*「千成亭」さんについては、こちらです。
Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 9:52 AM
二条さんが講師を努める台東区の勉強会(たしか第二期だったと記憶しています)で住吉さんと同期だった高橋です。ちんやさんで開かれた忘年会は別の予定があり参加できず残念でした。
今朝の二条さんのメルマガで住吉さんがメルマガを書かれているのを知りました。昨日は国際後継者フォーラムの定例勉強会に参加してきました。
私は魚よりも肉が好きで、買物や食事を銀座でするので、佐賀牛の「季楽」、神戸ビーフの「カワムラ」、肉の「吉澤」、鉄板焼き「コルザ」といったお店に行きます。
近いうちにちんやさんですき焼きを食べてみたいと思います。
住吉史彦です。高橋さん、ご無沙汰してます。投稿ありがとうございました。佐賀牛の「季楽」さんも、銀座「吉澤」さんも、「すきや連」の仲間です。一緒にすき焼きを盛り上げようと頑張っています。よろしくお願い申します。あ、「ちんや」にもご高配を賜りたく、お願い申し上げます。