観光亡国論

『美しき日本の残像』『犬と鬼』の著者アレックス・カー氏の近著『観光亡国論』を読みました。
これまで「観光公害」「オーバーツーリズム」と言うと、
・過剰な混雑
・外国人のマナーの悪さ
ばかりが強調されてきましたが、私は、そういうことよりも
・観光業者の理念の無さ
・町の稚拙化
・文化の稚拙化
の方が問題だと思ってきました。そうした現象は、長い目で見ると観光そのものを滅ぼすからです。この本は、そんな私にかなりフィットする本でした。
(観光振興を止めろという本ではなく、日本が真の意味で魅力的な観光地に成る為の本です)
皆様もご一読を。

中公新書
ISBN978-4-12-150650-4

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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