金与正のドタキャン
北朝鮮の金正恩体制に腹が立ちます。
え? すき焼き屋と北朝鮮なんて、関係ないよね?!
と思われたことと思います。
ええ、関係はまったく無いです。
でも、体験が「かぶる」んですよ。
金与正氏はアメリカのペンス副大統領との極秘会談を開始予定時刻の2時間前にキャンセルしてきたそうですが、ああいうやり方=予約しておいてから、あれこれ文句を言って、結局ドタキャンするというやり方に、料理屋稼業で接することがあるんです。
信じがたいことですが、店の料理内容や料金をろくすっぽ調べずに予約してくる旅行業者がいるのです。本当です。
で、最初に予約してから2か月も経ってから、料金を問い合わせてくるのです。問い合わせてきて、
モット、オ安イノハ、無イデスカ?
モット、オ安ク、成リマセンカ?
こういう業者への対抗手段は一つしかありません。
こちらから、つまり店の側から即キャンセルするのです。
良くお調べにならずに予約なさったようですので、この予約は無効です。いったんキャンセルにしますので、もう一度お考え下さい。考えた結果、行きたいということでしたら、また電話下さい。その時に受付けますから、今日のところは、キャンセルにしますね。失礼します。がちゃん。
内心の怒りを抑えてキャンセルの件だけを伝えます。
おそらくは、「良くお調べにならずに予約」ではなく、調べてあるのです。まず押えておいてから、「キャンセルされたくない・・・」という店側の弱みにつけ込んで値引き交渉を仕掛けているのです。
お客様からは定価を預かり、店には値引き額を支払い、差額を懐に収めます。まあ、良いビジネスです。
しかし三社様の氏子は、そんな交渉には応じません。
頑張れ、ニッポン。頑張れ、アメリカ。
追伸
インターネットのぐるめ情報サイト「途中めし」にお採り上げいただきました。文は『孤独のグルメ』で有名な久住昌之先生です。ありがとうございました。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.923日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。
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