昼夜同一価格
このブログの9/27号に、「ちんや」創業130年記念「おとくな秋の夜長の感謝月間」(期間は9月27日(月)〜11月2日(火)まで)を開催中で、内容は、ご昼食メニュー「桜橋セット」(定価:4.300円)を終日(=ご夕食時にも)ご提供させていただく、というものです。
と書きましたら、
「何それ? それじゃあ、一日中同じ値段になっちゃうじゃん!」
という反応がありました。
そうですけど。何か?
ひょっとしてーランチ安い・デイナー高いーとパターンに捉われていませんか。私は土地柄とか店の置かれている状況で、そのパターンは鉄板ではないと思っています。
実は、私も捉われてました。ーランチ安い・デイナー高いーに。たしかにお勤めの方の多い土地柄なら、昼間にゆっくり食事時間をとれる方は、かなり少ないでしょうから、料理は簡単である必要があります。だからーランチ安い・デイナー高いーは正解です。
でも、浅草は違います。
お勤めの方が休みを取ってやって来る土地です。昼間っから遊んで、食事して、酒を飲むのが良いのです。つまり浅草は夜の方が寂しい街なのです。そういう浅草の状況を考えたら、決まった思考パターンに捉われない方が良い、と思います。
実際、昼夜同一価格の店は結構あるんですよ。蕎麦屋さんはほとんどそうですし、神田の鶏鍋の「ぼたん」さんもそうです。
そういう次第で、昼夜同一価格です。
景気が良ければ、昼のメニュー(4.300円)を無くしてしまうところですが、もちろんそうはいかないので、夜の方を、現行:「5.500円から」⇒9/27〜11/2「4.300円から」にしてみます。
当座は、「秋の夜長の感謝月間」の11月2日(火)までの間に「お試し」でやってみますが、もちろん将来を見据えてのトライです。
「おお、そうなの! じゃあ、それで忘年会をやらせてよ!新年会もやっちゃうよ!」
そ、それは勘弁して下さい。12月と1月は、状況が違いますから、状況が。
どう違うかって? おわかりいただけませんかね、稼ぎどき・・・ってことです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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