おじいちゃんの生い立ち
学校の同期生が、自分のお爺さまの生涯について、FBに投稿していたました。
私達は昭和40年(1965年)生まれで、そのお爺さまですから、昭和ど真ん中の世代です。
「年明け父に、おじいちゃんの生い立ちを聞くこととなった。子供の頃に両親を亡くし、寺に預けられ、その後和菓子屋に丁稚にでて、店をもたせてもらう直前に店が倒産。東京にいる兄の家を頼って上京。その家業材木屋を手伝って、早稲田に和菓子屋を出店。空襲でやけて、少しずれた現在の店に再建。なんかNHKの朝ドラみたいな話で、七転び八起きの人生。おじいちゃんは私が7歳の頃亡くなっている。大変だったんだなと思ったけど、マイナスから抜け出せる世の中であったことがひどく羨ましい気がした。今の閉塞感が少しでも解消されたら良い。長く一緒に暮らしてても、こんな話をはじめて聞いたのだ。すき焼きにとてもいいお土産が付いて来た。」
実は、昨年末同期の忘年会が「ちんや」であり、玄関から会場へ上がるエレベーターで乗り合わせた同期生が、この投稿主さんのお爺様の出身地から参加していたことがキッカケで、年始にお父上とお爺様の件を話したのだそうです。「すき焼きにとてもいいお土産」というのは、そのことです。
思えば、ウチの祖父も勿論、大空襲に遭って、戦後店を再建しました。昭和はドラマティックな時代でしたね。
そして私達が、それを身近に感じられる最後の世代かもしれません。最近自分のことを「バブル世代」というより、「昭和の生き残り」と思うことがあります。
図らずも、キッカケづくりが出来て、嬉しいことでした。
追伸①
今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。
追伸②
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.546日連続更新を達成しました。
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