肉なべ

八王子で「すきや連」を開催した件は、弊ブログの7/12に書きました。お蔭さまで大盛況でした。

その準備をしている時のことです、私は、

そう言えば、町田には馬肉料理の店がありますよ!

という話しを耳にしました。

ほほう、町田って、私は東京のベッドタウンとしか思ってきませんでしたが、この話しを聞いて、意外に面白い食文化があるのかも、これまで町田について不勉強だったけど調べた方が良いかもなあ、と思うようになりました。

あ、関東圏以外の方に念のためご説明しますと、町田市は東京都の南西のはずれ。神奈川県と接していて、「南多摩」と呼ばれる地域に在ります。

で、行ってきました、町田の馬肉料理「柿島屋」さん。

お店のサイトを開けますと、やはり八王子から横浜へつながっていた明治時代の「絹の道」の件が載せてありました。

「その昔町田は、養蚕・製糸が盛んであった八王子から港のある横浜へと絹を運ぶ、通称「絹の道」の中継点にありました。」

「当初「柿島屋」は、荷の運送に不可欠な馬を扱う“馬喰”の仕事をしておりましたが、やがて往来の旅人たちに向け、馬肉を使った料理を提供したところ評判を呼ぶようになりました。」

「その当時、提供していたメニューは馬肉の煮込み「肉皿」や、「馬肉そば」。この2品は今も当店の名物料理となっています。」

へええ、浅草の馬肉料理は鍋がメインですが、こちらは煮込みのような「肉皿」がメインだったのですね。「馬肉そば」というのもユニークです。横浜の「太田なわのれん」さんが牛串からスタートしたのを思い出します。

そして、鍋のことは桜鍋とは言わずに「肉なべ」と言っていました。名前はぶっきらぼうですが、割り下に味噌が溶かしこんであって、結構なお味でした。

駅の周りは開発されて個性のない商店街に成ってしまっていますが、こういうお店は残って欲しいものだとつくづく思います。

追伸①

デパートの催事に出店し、精肉の販売を致します。

『dancyuフェスティバル』 

玉川髙島屋 6階催し会場 

1026日(水)~31日(月)までの6日間

どうぞ、お立ち寄り下さいませ!

http://www.takashimaya.co.jp/base/tamagawa/top/img/info_monthly_1610.pdf

 

追伸②

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、11/04(金) 11:30~12:00 です。

追伸③

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.428連続更新を達成しました。

 

Filed under: すきや連,すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">