浅草文芸ハンドブック
これは読みごたえあります。皆さんにお勧めしたい本です。
『浅草文芸ハンドブック』
日刊ゲンダイさんが「浅草通になれる本特集」の中で拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』を採り上げて下さった件は、弊ブログの9/3に書きましたが、拙著以外に入っていたのが『浅草文芸ハンドブック』でした。私はそこで見つけて購入しました。
この御本は、金井景子氏ら文学や近代史の研究者6人による共著ですが、「はじめに」を読んだだけで、私の最近の視点に近いので、「そう!そう!」と声を出してしまいました。
観光立国の、最近の浅草について、
「浅草を歩いていると、町の片隅から、時折、この空疎な観光地的賑わいを冷ややかに眺めている視線を感じることがある。」
「隠れている浅草、見えにくい浅草、抑圧されている浅草。かつて、そしていまなお芸術家や文学者を引き付けてやまない、浅草に渦巻く大衆の力とエネルギー。その痕跡と欠片を拾い集めるべく、私たちは過去から現在へ、「歩く」ことを開始した。」
いいですねえ。
皆様も是非ご購読を。
勉誠出版
ISBN:978-4-585-20049-9
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.396連続更新を達成しました。
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