新知事の「すき焼き思い出ストーリー」
おお、小池百合子・新知事に「すき焼き思い出ストーリー」があったのですねえ。
『プレジデント』に掲載された「幸せな老親介護、私の体験」という記事によりますと、知事は、
「3年前、肺がんの母を自宅で看取りました。母が『私の好きなすき焼きは病院では出てこない』と言ったからです。」
ということなのです。
お母さまは「大好きだったタバコを一服して、庭のバラを見ながら旅立ちました。」
「愛犬や介護をサポートしてくれる人たちに見守られながら亡くなったのは、彼女にとっての幸せな終わり方だったと思います。私自身、たくさんのことを学ばせてもらいました」
自宅介護を決めたのには、すき焼き以外にもいくつか理由があり、
・お父様の最期を看取れなかったことへの後悔。
・お母さまご本人が『最期まで好きなことをしたい。不自然な方法での長生きはしたくない』と言ったこと。
・お母さまが病院での検査疲れで弱ってしまったこと。
・末期がんは、患者が旅立つまでの期間が短く、短期決戦なので看取りまでの予測が立てやすいことから、さまざまな病気の中でも自宅療養に向いていると言われていること。
・・・だったそうです。
お母さまにとっては、「最期まで好きなこと」の一つがすき焼きだったのですね。
かなり遅まきですが、ご冥福をお祈りします。
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.366連続更新を達成しました。
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