和食世界化
Sukiyakiや Sushiは世界語だね、と言われます。
最近は、ここにWagyuが加わりました。
たしかに世界語になっていると私も思いますが、日本政府がそう仕向けたわけではなく、自然にそうなっています。
一方、韓国は「韓食世界化」を政府が推進しているそうです。
「韓食世界化」キャンペーンは李明博政権時代(2008─2013年)の2009年に、大統領夫人を名誉会長に政府予算で財団を設立し大々的にスタート。政権の、業績作りの一環だったようです。一時は年間30億円以上も予算がついていたそうな。
しかし政権の肝入りだっただけに、政権が交代すると一気にトーンダウンした模様です。
キムチに力を入れたものの、その輸出先の70%は日本だとかで、そこから国際的な広がりを持たせることは出来ていないようです。
さて他国のことは、この位にして、「和食世界化」の方は、もう一歩先へ行きたいところです。
ただ料理名を知って食べるだけでは「文化」が感じられません。今後は、
Itadaki-mas.
Gochiso-sama-deshita.
を広めたいものだと思っています。
「いただく」とは、いったい何をいただくのか・・・
「馳走」とは、どういう行為のことなのか・・・
・・・知った上で、外人さんが、Gochiso-sama-deshita.と言ってくれたら嬉しいですね。そこまで出来て、ようやく「和食世界化」だと私は思います。
もちろん、この件に政府の旗振りとかは不要です。
普通の皆さん、ご賛同下さいませ。
追伸、
拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
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