大資本
東芝さんがヒドい数字を出し続けていますね。
経営者がサラリーマン化していて、短期の数字を追い、「自分の在任中だけ数字を造りたい!」と考えてしまうと、ああいうことになるのでしょうか。
ところで、商いが歴史を重ねて行く間には、天変地異や原材料の枯渇など幾度もピンチがあるものですが、同じ位驚異的なものとして、大資本の参入があります。
大資本は儲ける事自体が自己目的です。そういう会社にも、
「美味しい料理を食べて貰い、それでハッピーに成って貰いたい」とか
「自分の技術で世の中を便利にしたい」とか、
「創業の理念」あるいは「経営理念」が在ったはずで、利益はあくまで結果でしかなかった筈なのですが、いつの間にか、そこが転倒していて、儲け自体が目的と化していることがあるようです。
株式を公開するとどうしてもそう成り易いということがありますし、「自分の在任中だけ」と思うとそう成り易いようです。
そういう連中が、大きな力で同業に参入して来られたら困りますよね。
彼らに「この世界では儲からない。浅草では儲からない。」と悟らせ、撤退して貰わないといけません。
そんな時に、最大最強の参入障壁は、「儲けはほどほどで」と考える、こちら側の経営者そのものだと、私は思っています。
2020オリンピックの関連で浅草に耳目が集まりつつあるようですが、私は、大資本の参入という意味ではイヤな状況だなと密かに思っています。
追伸
肉の情報ポータルサイト「肉メディア」で、私の連載が始まりました。
題して、「大人のすき焼き教科書」。
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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.100連続更新を達成しました。
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