下町七夕まつり
「下町七夕まつり」が「かっぱ橋本通り」で開催されています。
たくさんの七夕飾り、地元商店の出店、そして音楽や踊り、様々なパフォーマーが集まり、この長い通り全体が手作り感のある活気で満たされ、商店街が一年で最高の賑わいをみせる晴れの舞台です。
・・・と書くと、道具街って、そんなイベントもやってたんだ!
「道具祭」よりこっちの方が賑わうんだ!
と思う方がおいでかもしれませんが、違いますのでね。
本通りと道具街は別物で、商店街としては本通りの方が道具街よりずっと老舗なのです。
現在の道具街の場所を流れていた堀「浅草新堀」が暗渠に成ったのは、大正12年のことでして、この頃は未だ商店もさほど集まっていなかったようです。
一方「かっぱ橋本通り」は、浅草国際通り「浅草今半」さんの角から上野駅入谷近くの昭和通りまで、東西にのびる通りですが、こちらは江戸時代から「御成道」でした。
「御成り」とは、よく時代劇で、大名行列が進みながら供の者が
おなり~おなり~
とうなっているアレのことで、
将軍家が寛永寺に参拝し、その後浅草の観音様に詣でる場合のルートだったと伝えられています。
明治時代にも「御成道」の賑わいは続き、明治15年に上野=浅草間に馬車鉄道開通した時は、「かっぱ橋本通り」を通っていました。
その後地下鉄銀座線が「かっぱ橋本通り」より南方の浅草通りに通り、北方の言問通りが幹線道路として整備されたことから、浅草=上野間の通り道としての意味合いは今や薄れ気味ですが、それでも商店街の皆さんが、このような楽しいイベントを開催しておいでです。
最近では「スカイツリーが最も良く見える商店街」としても有名ですね。
少し足をのばして入谷の鬼子母神までお出かけ下されば「朝顔市」もやっています。
どうぞ、「下町七夕まつり」へお出かけ下さい。
追伸
すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。
すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。
ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。
どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。
投稿〆切は9月末日です。
既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.956日連続更新を達成しました。
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