2014年12月11日
葬儀
浅草寺の第二十七世貫首・清水谷孝尚猊下が亡くなり、葬儀が営まれました。94歳でした。
猊下は全日本仏教会副会長や東京都仏教連合会会長を歴任した方ですが、それ以上に浅草の人達は、東京大空襲で焼失した本堂の再建に努めた方として記憶しています。
再建から五十周年を記念して2008 年に開催された、本堂落慶五十年記念大開帳は、猊下の集大成の事業として、今も記憶に新しい所です。
ご葬儀は冷え込みのきびしい中で営まれましたが、大勢の方々が焼香の列に並んでおられました。
『生かして生きる』(講談社)など著書も多数。
まさに、永年に渡って浅草を代表してきた御方と申せましょう。
参列者全員に故人の業績を記した資料や式次第が配布されたことも素晴らしかったと思います。
合掌。
追伸、
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』。11月19日平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.746日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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