2014年6月15日
黄金の鍋
5.616万円のすき焼き鍋が売られているそうです。
売られているのは黄金製の鍋で、JR大阪三越伊勢丹で開催されている「黄金展」に出品されているそうです。
この催事で最も高額なのが、この鍋なのだそうで、スペックは材質24金製、直径30センチ、重量4.200グラムだとか。
どんな味がするんでしょうねえ。
その他の黄金商品は、パンダ、ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダック、ハローキティ・・・
どういう方が買うのか、私は不思議でたまりません。
ところで実は、「ちんや」が黄金の鍋を使っていた、という記録があります。
永井荷風の有名な日記『断腸亭日乗』には、
大正11年の大晦日、ちんやに入り黄金製の鍋にて肉を煮る、
という一節があるのです。でも、その一箇所だけで、詳しい説明は無し。
「ちんや」側にも、黄金鍋を使った記録がなく、謎なんです。
以前から大変気になっているのですが、資料に乏しく困っています。何かご存知の方がおいででした、ご一報いただきたいと存じます。
ともあれ、話しを戻しますが、5.616万円お持ちの方は、是非JR大阪三越伊勢丹さんへ。
24日までです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.568日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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