テレビ通販

何の気なしにテレビの通販番組を視ていたら、地方のブランド肉を売り始めました。

スタジオに肉を持ち込んで、すき焼きにして、タレントさんに食べさせていました。

肉の味をどのように視聴者に伝えるのだろう?と私はテレビに俄然注目しましたが、結局、

がっかり。

タレントさんは、

おいしい! うまい! おいしい!と絶叫。

いやあ、これは言葉で表現する必要がないですねえ!

おいおい、自分の食事じゃないんだから、どのようにおいしいのか視聴者に伝えないとギャラを貰えないんじゃないの?!

と思いましたら、今度は画面が切り替わり、日本食肉格付協会による食肉格付についての説明が始まりました。

A5とかB4とかいうアレです。

それぞれに評価付けされる牛の頭数をピラミッド型の図形に表して見せて、この5段階の内の一番上の5等級と、その次の4等級だけを販売いたします!という説明。

あのですね、テレビの通販でカバンとか靴とか掃除機とかを売る場合は、もっと詳しく、こと細かに説明しますよね。

それに比べると、滅法、雑駁。

5段階の内の5等級と4等級だけって雑駁過ぎませんか。

実際のところを申しますと、そこで売られている肉は、私には旨そうに見えました。勿論画面を通していますから、完全な自信はないですが、

肉の表面の照り加減は、室温で脂肪が少しずつ融け出している、つまり脂肪の融点が低そうであることを物語っていました。

小豆色がかった、やや濃い肉食は、この牛がある程度の長期間飼われていたことを物語っていました。

肥育期間が長ければ、味は複雑になります。

あ、「複雑」っていうのは「悪い」っていうことを遠回しに言う、あの今時のニュアンスじゃないですよ。複雑=単調ではない=大人の味ということです。

おそらく、悪くはない肉なのだろうと思います。

でも、おいしい! うまい! おいしい!だけではねえ。

別のタレントさんが、

甘いわあ♡ 肉が甘いのお♡ と言ってしましたが、

その理由も、脂肪の融点が低くて⇒口の中で融けて舌に絡まっているからだろうと思います。

あるいは、旨みと甘みを区別できていなくて、熟成によって生成させた旨みを「甘いのお♡」と言ってしまったのかもしれません。熟成させてあるのならベターです。

勿論、味について四の五の解説を付けるのは野暮とは思います、私も。

でもねえ、

言葉は必要がないですねえ!は、いくらなんでも雑駁かと。

はいはい、そうですよ、要するに野暮なもんですからね、どうも、私は。

追伸

日本橋三越の催事に出店します。

「EDO style展」

日時:5月21日(水)~26日(月)

会場:日本橋三越本店・本館7階催事場

精肉の販売をいたします。

詳細はこちらです。

どうぞお出かけ下さい。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.544日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

コメントする





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">