花見ピザ
なんと言うか、商売熱心と言うのか、商魂逞しいと言うのか、外出させた従業員が迷子になりそうでも気にならないんですねえ。
はい、宅配ピザ業者のことです。
なんと花見会場の公園に届けてくれるそうなのですが、上手く客と落ち合えるか分かりませんよね。それでも届けてくれるのだそうで、ネットには、
「受け取り場所をはっきりと!お花見会場での宅配ピザの受け取り方法」という記事がUPされていました。
その記事によりますと注意ポイントは、
「お花見会場は人が多く、場所も屋外で、注文した相手を特定するのが難しい場所です。ピザ屋さんに迷惑がかからないよう、また、配達されたピザをスムーズに受け取っておいしくいただけるよう、携帯電話をいつでも通じるようにしっかり持ち歩き、こちらから声をかけて受け取るようにしましょう。」
それにしても、なんでまた宅配はピザと決まってしまったのでしょう。
今や宅配ピザが、在来の日本の宅配食品=蕎麦屋の出前、ラーメン屋の出前、寿司屋の出前のマーケットを奪い、駆逐してしまいました。富士経済の調査によると、2012年に1267億円だった市場が17年には1330億円まで拡大すると予測されるとか。うーん。
だいたいピザは焼くのに時間がかかるから宅配に向かないと思うんですけどねえ。ひょっとして焼いてはいなくて、チンだけなんでしょうか?
さきほどの記事でも時間はかかっていて、
「11時ごろにみんなでお弁当を食べた後、物足りないということで、11時半くらいにピザ店に電話をして注文、ピザを焼いて、お花見を行っている会場まで配達するのに、1時間程度かかるということでしたので、12時半に目印となる看板の下で受け取る、ということにしました。」
ふーん、妬いていたんですね、イヤ焼いていたんですね。
2月の大雪の時にも、無理やりピザを配達しようとする様子に私は呆れてしまったものでしたが、この商魂こそが在来の宅配業者を駆逐する原動力なのかもしれませんね。
まあ、雪で転倒⇒怪我に比べれば、公園で客と落ち合えず⇒迷子は大した事故ではないです。
果たして、平成24年、日本人の花見と言えばピザでしょう!
という時代がやって来ました。
さらに今後も500円以下の激安ピザが相次ぎ登場。外食・コンビニ大手も参入するなど、競争は激化する方向なのだとか。
いやはや。
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