江戸時代における狆飼育について
貴重な書物を、学者さんや図書館に売るということを仕事にしている同期生から連絡がありました。
『江戸時代における狆飼育について』という論文が在るそうだよ!
しかも書いた人は台東区役所に在籍したことがあるそうだ!
論文を書かれたのは、赤堀由佳さんという方なのですが、成城大学文学研究科に在籍していた頃、その論文を発表されたのだそうで、成城大学で発行している『常民文化』という本の第30号(2007年)に掲載されていました。
親切にも同期生は営業先の、その学者さんの所で、論文のコピーを入手してくれました。
拝読しまして、狆の飼育について詳しいことを私は分からないのですが、江戸時代中期には狆の等級が8段階もあって、高度なブリーデイングが行われていたこと、狆のブリーデイングの中心はどうやら浅草だったことなどが分かりました。
十代将軍家治の子・大納言家基が浅草へ狆を見に来たこともあったそうです。
それから、そもそも当時狆は犬というカテゴリーに入らない、別の生き物として捉えられていたそうです。で、小鳥(=観賞用の綺麗な鳥)を売る店で狆を売ることもあったとか。
へええ、ですね。勉強になりました。ありがとうございます。
それから「台東区役所に在籍したことがある」件ですが、私は存じ上げなかったので、日頃「台東区アートアドバイザー会議」の御世話をしてくれている、区役所文化振興課に尋ねてみることにしました。
そうしましたら、台東区役所の職員という話しは誤りで足立区役所でした。「江戸時代の動物の研究という、珍しい研究している方」ということで、赤堀さんのことを台東区役所の人が知っていて、
足立区ですよ、と連絡を下さいました。聞いてみるもんです。
追伸、
2/24にインターネットラジオ局CROSSWAVE☆SENJUの番組「ビジネスチャンネル~この人に聞きたい」に出演させていただきました。
過去の放送は、こちらのURLで聞けますので、よろしかったら、是非。
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毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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