牛のいじめ
「牛の世界にも、いじめがあるといわれる。」
・・・イヤな話題を持ち出しますねえ。しかも、Yahoo!のトップ・ページに持ち出すとは。
ネタ元は神戸新聞さんのようですが、記事によりますと、牛によるいじめ行為を防ぐ新しい方法が出来たとか。
発明したのは兵庫県篠山市の肥育農家・木村善孝さんという方のようです。
「競りで買い付けた子牛を一定スペース内に4頭ずつ分けて育てている。群れで過ごす牛は、強い順に上下関係を築いて秩序を保つ。弱い牛を押しのけ、餌を独り占めする者もいる。」
「ストレスが強いと発育が悪くなり、肉質に影響が出るという。頭突きされて炎症を起こし肉質が落ちることもある。」
「そこで、ねじを貫通させた板を用意。先端が「いじめっ子」の額に当たるように取り付けた。名付けて「ペナルティー板」。他の牛を攻撃すると自分の頭が痛くなる。自ら悪さをやめさせる作戦だ。」
「愛媛の農家で見かけたのを参考に始め、肥育する120~130頭のうち10頭ほどが付けている。数時間で効果が出ることもあれば、2年近く付けたままのケースもある。」
「板を付けた牛は、攻撃すると額が痛いため「自分がやられた」と感じて立場が逆転し、いじめられる側になることもある。牛同士の関係の変化を知るため、丁寧な観察が欠かせない。」
こうして育てられた牛さんは「神戸ビーフ」のブランドで出荷されます。
神戸市内には牛の生産者はあまりいませんから、兵庫県産で評価の高いものを「神戸」の名で売っています、念のため。
それにしても、この話題がYahoo!のトップ・ページに出て来たのは、人間のいじめが止まないからでしょうねえ。
・・・というようなことをFBにUPしましたら、インドに駐在している同期生から、
「実は、デリーの家の近くを散歩すると、5頭集団と6頭集団の2つの野良牛グループがいます。それぞれに、斥侯、大将、そして子供たちとしんがり、という布陣で行動しています。牛にも、そういう行動形態があるんだ、と、インドに来て、ひそかに感心してます。だから、人間と同じように、いじめもあるのでしょう。面白いのは、普段は、近くのゴミため場で、食事を取るのにいがみあっている双方の集団も、ある時は、和解して、一緒にゴミあさりしている姿をみかけたことです。もしかしたら、人間より、よっぽど、いろいろなこと、考えてるのかもしれませんね。だからと言っては変かもしれませんが、この記事、確かにそうだなあ、と妙にうなづけます。」
うーむ、「人間より、よっぽど」ですか。
南無観世音菩薩。
追伸、
2/24にインターネットラジオ局CROSSWAVE☆SENJUの番組「ビジネスチャンネル~この人に聞きたい」に出演させていただきました。
過去の放送は、こちらのURLで聞けますので、よろしかったら、是非。
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