お弁当がございます
路上弁当問題というのが在るのをご存知でしょうか。
都心のオフィス街に車を止め、大量の弁当を積み上げて売っている、あの行商人のことです。
日本の一極集中化が進み、都心でオフィスビル建設が進んだのに合わせて、この10年間で業者数が倍増、その他に無届け業者も多数参入しているようです。
その路上弁当業者に、このたび東京都が規制を強化することになったそうです。
私の知人で、飲食店を経営しながら、中央区議会議員をしている人がいますが、その方は最近ずっと路上弁当業者への規制強化を訴えてこられていて、私もFBで経過を拝見して来ました。
今回、一定の成果があがり良かったと思います。
え? サラリーマンのワンコインの楽しみを奪うなんて、ひどいじゃないか! って?
その問題は料理業者同士の縄張り争いでしかないのに、政治が強い者の味方をするなんて、ひどいじゃないか! って?
ああ、もう!
確かにマスコミは、そういう論調のようですが、安易に従わないでいただきたいです。
マスコミは庶民の味方=安いものの味方のふりをしてるだけです。
良く考えてみて下さいよ。
路上業者は、衛生上の規制を免れて、公道をタダで使っていますから、二重の意味で不公正です。
固定店舗の弁当業者なら、保健所のキチンとした御指導を守って営業しますが、路上は違います。だから不公正に安いんです。
弁当と言えば、色々な食品の中で一番食中毒が起こりやすいものなのに、真夏の炎天下で、保冷設備無しで売るなんて、在り得んテイーですよ、まったく。
それにですよ、道交法違反をしてますよね。
固定店舗なら負担している、家賃や固定資産税を負担してないんですから、単なる「飲食店同士の縄張り争い」ではなく、規制しても「自由競争の阻害」じゃあ、ないと思いますよ。
むしろ不公正を正すだけのことです。
庶民の味方ぶろうとするマスコミの悪癖がここに出ています。
だいたい、不公正に安いものは、結局必ず世に災いをもたらします。
この20年というもの、この国はその悪例の山を積み上げて来たというのに、いい加減、日本人は、そこから学ぶべきです。
たかがワンコイン弁当と言う勿れ。
値段は安くても不公正は不公正ですから。
おっと、私の誕生日だと言うのに、カタく成ってしまいました・・・
なんか、ジョークを言わねば。
誕生日お弁当ございます!
なんちって。
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.370日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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