弊ブログの6/8号に書きました通り、拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の刊行記念会をさせていただきました。
当然ながら〆の挨拶をしなければなりません。以下のように申し上げました。
<以下挨拶文>
えー、おかげさまで、宴も高輪プリンスホテルでございます。えー、ここは笑っていただくところでした。このネタは本来「浅草今半」の高岡修一さんの持ちネタなんですが、今日はですね、高岡さん、社内行事があるとか言って来てくれなかったんですよ。それでパクらせていただいたんですけどね、「たかなわ」と「たけなわ」の音が似ていることを利用した、やや高尚なジョークでした。御清聴ありがとうございました。
さて、本日の会を終えるに当たりまして、関係していただいた全ての皆様に御礼申し上げます。
対談相手の皆さんは、もちろんです。こんなに貴重なお話しが聞けましたことは、一生の宝だと思っております。対談場所を御提供いただいたバーの皆さん、特に今夜出張バーをしていただいた「オレンジルーム」さん、「フォス」さん、ありがとうございました。それから、この内容が本に成るに当たり、お力をいただいた皆さんに御礼申し上げます。足立さん、それから編集ライターの藤井さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。スタイリングの竹岡さん、それから今日残念ながら地方でお仕事が入って、お越しになれなかったカメラの山口さん、素敵な写真をありがとうございました。それから晶文社の営業の皆さん、書店の皆さん、おかげ様でポツポツ売れているようです、ありがとうございました。
そして、今回の本の制作に直接関わっていない皆さんにも御礼申し上げます。私が、この本の件で店を留守にしております間、店を守ってくれました社員と、妻のり子に、普段ちっともそういうことを言っておりませんので、この機会に、ありがとうと言いたいと思います。大変に感謝しております。
ちなみにですが、今日は私は、この一次会が終わったら自宅に直帰します。はい、そういうこともあるんですよ、たまには。
皆さんはダメですよ。浅草のバーに行かなきゃだめです。「オレンジルーム」さんのブースで浅草バーマップを受け取りましたか?!オレンジ遠藤さんが作ったマップですけど、とっても便利です。是非マップを片手に二次会、三次会と展開していただきたいと思います。
それから最後になりましたが、私を「ちんや」の子として産んでくれました両親、今日ここに来ております父と、昨年他界しました母に御礼を言いたいと思います。
今夜は親の店や会社を継いだという方々がたくさん見えていると思いますが、親の跡ってイヤなことも多いですよね。在り難いことがイヤなことを上回って、ようやく収支プラスの人生ですが、私の場合、お蔭さまでどうやらプラスかなあ、とこの機会にご報告申しておきたいと思います。
最後の最後に、母のことです。母の最後が近づいて来たということが、今回の本の重要な執筆動機、書こうと思うキッカケでした。浅草の戦後のことを聞いておきたい、ということは母の晩年の様子を見ながら、思ったことです。結局母は去年の夏に逝きましたので、間にあいませんでしたが、来月の1周忌にはお墓に報告ができそうです。
こんな本が出来たよ、パーティーやったら大勢の人が来てくれたよ、報告ができそうで、これは大変幸せなことだと思っております。
さて、アイツ、最初から最後まで全部自分で仕切って、このまま自分で手締めまでやりそうな勢いだなあ、と思っておいでだと思いますが、流石にそれはまずかろうと私も思うわけでございます。
で、最後の手締めの音頭は松倉さんにお願いしたいと思います。戦後の浅草興行街の全てを見て来られた方でございます。「浅草演芸ホール」二代目会長・松倉久幸様のご発声で、本日の会を閉めたいと思います。会長、どうぞ、壇上へよろしくお願い申し上げます。
御手を拝借。いよお・・・
追伸、
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.297連続更新を達成しました。