花川戸今昔

「花川戸今昔」という小冊子を入手しました。

新「ちんや」の地元である浅草花川戸の「花川戸経営研究会」の方々が町会の皆さんとも協力して発行したものです。

目次に背景のデザインには魚屋北渓の「東都金竜山浅草寺図」(1820年)が使われています。

さて、それでは「花川戸」の語源はなんでしょう。「花川戸今昔」に曰く、

「隅田川沿いには八代将軍吉宗が庶民の花見のためにと植樹した美しい桜並木があり「花川戸」の名前が生まれた」

とあります。

花や川のある土地への門戸なので「花川戸」という次第です。聞けば、

吉宗の頃、桜の花見の季節になると江戸っ子は、上野・寛永寺の境内に繰り出すのが定番でした。

しかし境内は花見客でいっぱい。酒が入ると、その勢いも手伝って、度が過ぎた騒ぎが起きることがあったとか。

将軍の墓所も置かれた寛永寺境内での騒ぎは、幕府にとって頭の痛い問題でした。遊楽地が乏しいことに原因があるとして、江戸の町に桜の名所を作ろうと計画が浮上したそうです。

「花川戸」、良い地名と思います。

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ご予約は、下記電話またはサイトにて承っています。

電話→03-3841-0010(旧店舗と同じ)

WEB予約→こちらから。

ふるって、ご予約下さいませ。

ご期待いただけましたら幸いです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.419本目の投稿でした。

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五差路

浅草は五差路が三つある町です。

北から順に、

言問橋西交差点

吾妻橋西交差点

駒形橋西交差点

五差路ができる理由は、隅田川が真北から真南に流れておらず、北から南西に向けて流れているからです。そして、その隅田川に沿って江戸通り(国道6号線)が走っています。

一方真北から真南に向けて走っている通りもあり、その通りと江戸通り(国道6号線)が分岐する交差点が五差路になるのです。

言問橋西交差点では吉野通りが

吾妻橋西交差点では馬道通りが

駒形橋西交差点では並木通りが

分岐して、それぞれ五差路が出来ています。

五差路の問題点は、信号待ちの時間が長いことです。

だから、なるべく五差路を避けて道を渡ることが大事です(笑)

吾妻橋西交差点では、地下に地下鉄銀座線の駅があるので、地上の信号を渡らずに地下を通って、雷門2丁目から隅田公園の側に出ると、信号待ちが一回で済みます。

細かい情報ですが、毎日のことですので、馬鹿になりません。

是非お試し下さいませ。

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山之宿

「浅草山之宿町」

新「ちんや」のある一帯を、かつては、そう言いました。

浅草花川戸の別名と言っても良いです。

町名の由来は「遠国より金龍山に参詣するものの宿せし所なるにや」だそうですが、定説と言うほどでもないようです。

魚屋北渓の「東都金竜山浅草寺図」(1820年)にも「山之宿」が描かれています。

地元の地名として記憶しておきたいです。

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花見

年配の方が店に来て下さっています。

お身内の方が連れて見える場合が多いです。

例年この季節は、ご家族で桜を観ようという方が多いですが、今年は「まん防」明けだという事情もあります。コロナ中は身内であっても、年配の方に会いにくかったですから、久しぶりに会いたい、会うだけでなく桜見物も!というふうに考えた方が多いのだと思います。

その帰りに「ちんや」に寄って下さるのは、本当にありがたいことです。すき焼きは、同じ鍋を共有しますから、ご家族の思い出になる料理だと私は思っています。

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言問橋

新「ちんや」の、新しく入ったスタッフさんに、

言問橋って、なんでそういう名前なんですか?

と聞かれました。

はい、ご説明いたします・・・

在原業平の詠んだ、

「名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと

という歌にちなんでいます。

在原業平(ありわら・の・なりひら)は平安時代初期の貴族です。

業平は母方をたどれば桓武天皇の孫にあたり、血筋は非常に高貴な身分でしたが、大変な色男で、

清和天皇の皇太后となった藤原高子、惟喬親王の妹である恬子内親王など、手を出してはいけない女性に手を出した為、出世が止まり、東国を流浪したと言われています(この話しは史実ではなくて、創作だという説もあります)

隅田川まで業平が来た時、そこに「都鳥」という名の鳥がいるのを見て、都に残してきた、

「わが思ふ人(=女性)」は「ありやなしや」

と問うたのが、「言問橋」の由来だそうな。

いや、ステキな人生だこと。

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「まん防」明け1週間

「まん防」が明けて1週間、

新規感染者数は減っているものの激減はしておらず、まだ高水準です。

オミクロンに感染した人の多くは治っているものの、高齢者や持病のある方は悪化することがあります。

薬はだんだん普及しているものの、フリーに買えるわけではなく、優先順位の高い人に処方されます。

今後会合のたぐいはどうしたものか、お医者様と話す機会がありました。その方は、

少人数で、参加メンバーがどんな人か分かっている会食なら参加するかもしれないが、大勢はもうしばらく控えるとおっしゃいます。

私も同じような感覚でいます。

要するに、コロナ前に戻ったかのようなことは、未だするべきでないということだと思います。

三度目の春も過ぎて行きます。

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風物詩

塾員の皆様にお知らせです。

隅田川の春の風物詩「早慶レガッタ」が4月17日に開催されます。

残念ながら今年も「コース沿道、橋上での応援や観戦も極力ご遠慮ください」とのことですが、ライブ配信がありますので、そちらで応援していただければと存じます。

「早慶レガッタ」とは早慶両校によるボートレースです。

1905年に初めて開催され、100年以上の歴史があります。(途中に戦争などによる中断があるので、回数は今年が第91回です)

隅田川という公道を早慶2校だけで利用させていただく、大変名誉な機会で、それだけに選手のモチベーションは高く、毎年力漕が観られます。

応援して下さいませ。

ライブ配信は、こちらから。

なお過去の対戦成績は早稲田大学47勝、慶應義塾大学40勝、同着1回です。

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道案内

新「ちんや」の場所を電話などで説明する場合、

江戸通りと言問通りの交差点です

と説明すれば分かり易いと思っていたのですが、まったく理解して下さらない方がたまにいらして往生します。

東京駅の北東側から浅草橋を経由し、言問橋に至る道路を「江戸通り」と言っていますが、「水戸街道」と言った方が通じる場合があるようです。

「水戸街道」すなわち国道6号線は、言問橋西交差点すなわち新「ちんや」が面している交差点まで北上して、そこから言問通りに入って、隅田川を渡り、言問橋東交差点で水戸方向に転じます。

つまり「水戸街道」の一部を「江戸通り」と言っているわけです。

話していて通じないなあ・・・

と思った説は言い換えてみて下さいませ。

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滅茶

若いお客様から褒めていただくことがあります。

メッチャ、旨カッタッス!

ヤバカッタッス!

遡りますと、「滅茶」は「無茶」のなまり。

そして「無茶」(むちゃ)の語源は、仏教用語の「無作」(むさ)、或いは、“むやみに、うっかりと”を意味する古語の「むさと」だとする説があると聞きます。

この言葉が現代に生き残り、流通しているのが本当に不思議です。

メッチャ、フシギッス!

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「まん防」明け

「まん防」が明けた当日、たまたま古い知人が「ちんや」に食べに来てくれました。

お席に伺い談笑する内、盛り上がってしまい、

もう一軒!!

となりました。

料亭「都鳥」さんが経営している「千」で飲もうと企てましたが、行ってみると、

満員です・・・

席を埋めていたのは、飲みたくて飲みたくて、「まん防」が明けるのを待っていた方々でしょうね。

その一方テレビのニュースでは、22時以降の新橋がガランとしている様子が流されていました。曰く、

二次会!三次会!と飲む習慣がなくなりました・・・

夜の街が寂しいとつまらないと考えるのは古い世代なのでしょうか。

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