締めて緩めて締めて緩めて

本日は「三社祭」が予定されていた日ですが、神輿の巡行は、残念ながら中止になりました。神社の境内で式典と祈願祭だけが開催されます。

それにしても、このコロナの「緊急事態」というものは、回数としては今回が3回目ですが、その間に、

期間の延長、再延長、再々延長

対象地域の拡大や縮小

対象業種の拡大や縮小

が頻繁にあり、その他に「まん防」もあり、体感としては何回も何回も緊急事態があったような気がしてしまいます。

専門家の方々は、感染の波が来るたびに、締めて緩めて締めて緩めてを繰り返せば良いとおっしゃいますが、それにつきあう店の方は、完全にウンザリしています。

また一般国民の皆さんも、おそらくそうだろうと思います。もはや「緊急」な感じはしません。

そして、状況が改善しているようには、見えない。

今回の緊急事態は、あと2週間あまりで終わるでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.096本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

老化防止に、すき焼きに

5月15日は何の日でしょうか?

「ヨーグルトの日」です。

この日は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が老化防止に役立つと提唱したイリア・メチニコフ博士の誕生日(1845年5月15日)なので、それを「ヨーグルトの日」にしよう!と、日本の㈱明治さんが提唱しました。

つまり、これは日本だけの「ヨーグルトの日」でして、ブルガリア本国では「ヨーグルト」の日ではありませんが、在日ブルガリア大使館は、この日を認めています。

これとは別に「ちんや」では、「ヨーグルトすき焼きの日」を制定しています。誰も認めてませんけど(笑)

すき焼きの溶き卵にヨーグルトを入れますと、まず「サッパリ」、「マイルド」、食べ易くなります。

それだけでなくワインに合うようになります。ワインは元々生の卵に合いませんが、ヨーグルトを入れると合うようになります。

「マロラクティック発酵」させた一部のワインには乳酸があり、ヨーグルトにも乳酸があるのでそうなるのですが、その理屈はこちらにくわしく書いたことがありますので、ご覧ください。

その件を不肖・私が提唱したのが2018年11月22日だったので、その日が「ヨーグルトすき焼きの日」なのです。

残念ながら、今年の5月15日は禁酒法が敷かれていて、浅草の店でワインがお出しできませんが、ご自宅でトライしてみてはいかがでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.095本目の投稿でした。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

中止

明後日に予定されていました、「三社祭」の神輿の巡行は、残念ながら中止になりました。お知らせ致します。

昨年は5月開催予定を10月にいったん延期した上、トラックにて神輿を巡行。

本年はトラックを台車に代えて、人力移動を予定しておりましたが、それも残念ながら中止となりました。

「11日まで」だった緊急事態の延期が7日に決まりましたので、それに合わせて急遽の決定でしたが、止むを得ないことです。

コロナ退散を祈るばかりです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.094本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

記録的売上

業界の噂話によりますれば、

江ノ島近辺の焼肉屋さんがGW連休中に記録的売上を達成💛

江ノ島から西が藤沢市で、その手前は県が酒類提供を止めている鎌倉市。酒を飲むために江ノ島に行った人がいたと思われます。

しかし東京人のお客さんからウイルスをもらったかも・・・と心配で仕方ない。潜伏期間が明けるまで毎日ビクビク過ごしているとか。

WHOによれば潜伏期間は「平均して5〜6日。最小1日〜最大14日の範囲」なので、5月19日までは気が抜けないですな。

ご愁傷様です。

追伸、浅草は静かでしたよ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.093本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

よせき

さて緊急事態が延長ですが、この事態がスタートした時、寄席の休業問題が大きな注目を集めました。

東京寄席組合(鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場)は当初、政府・都庁の要請を蹴って、公演決行を表明しましたが、それを受けて閣僚が会見で休業を重ねて要請する事態になりました。あまりに話題になったので、関係者の中には、

「寄席がニュースになるなんてまれ。これだけテレビで取り上げられて御の字ですよ」(中堅真打)

と言った人もいたとか。

そして、今回「寄席」「定席」という言葉を読めない人が多くいることが分かりました。

「定席」(じょうせき)を「ていせき」と読んでしまう人は、いるかもなあ、と思っていました。

日本の興行界の経緯や商慣行を多少知っていないと「定席」の意味が正確に分からないからです。(それを書くと大変長くなるので、ご興味のある方は専門のサイトを見て下さい)

案の定、あるニュース番組が「ていせき」と発音したそうです。テレビは興行界に近く、落語家が多数出演しているのに、お恥ずかしいですね。

しかし、東京大学を卒業した重要閣僚が「寄席」を「よせき」と読んだのには、驚かされました。

はからずも「寄席がニュースになるなんてまれ」を実証してしまいましたね。

この騒動の結果として、「浅草演芸ホール」さん、「鈴本演芸場」さんは、YouTubeにチャンネルを開設しましたから、自分は大臣と同レベルだなと思う方は、この際覗いてみて下さいませ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.092本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

白菜

GW連休中にご自宅ですき焼きにトライした方もいらしたようですが、

慣れない準備作業に困惑して、SNSに助けを求めた方もおいででした。

「お肉届いたから今夜はすき焼きなんだけど、すき焼きって白菜入れるの?って朝から悩んでます。。みんな入れるの?私は入れないよ?どっちなの??」

すき焼きに白菜を入れるか?

は頻繁に議論のテーマになります。

すき焼き専門店で白菜を入れるお店は大変少ないと思います。

一方ご家庭では入れることも多くて、8割が入れているという調査もあるようです。

上(↑)のツイ主さんは、結局、専門店にならって入れなかったようでした。

専門店で入れない理由は「水が出て味が薄くなるから」ですね。味の調整が難しくなる白菜は嫌われがちのようです。

すき焼きの、白菜以外の食材は水分量がさほど多くありません。割り下という塩分・糖分の多いベースで煮れば、食材の中の水は出ますから、当然の選択です。

白菜だけ、水の量が断然多いんですね。白菜と葱の浸透圧を比較すると倍くらい違います。しかも白菜は意外と煮えづらいので、じっくりと似ていると、中の水分が出て来てしまいます。

では、その白菜を、ご家庭では入れることが何故多いのか考えてみましょう。

それは、安価にボリューム感が出せるからでしょうか、単純に。白菜ぬきで、他の具材で同じボリューム感を出そうとすると、どうしても出費が気になってしまうという話しだと思います。

ところで、さきほど「すき焼き専門店で白菜を入れるお店は大変少ない」と書きましたが、白菜の美味しい土地では、水が出ても白菜を入れることがあります。例えば、

「仙台白菜」

「仙台白菜」には甘味がかなり在ります。その甘味が割り下の中に溶け出して、薄くはなるものの、良い感じに成って行きます。

一般論としては、水分は避けた方が良くても、「白菜による」とも言えます。

これだから、すき焼きは面白いのです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.091本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

路上飲食

「食べ歩き」

という言葉の意味が変わってしまっていて、戸惑っています。

GWに観光地に繰り出した人達に、テレビがインタビューしていましたが、

食べ歩きをしに浅草に来ました♡

と言っている人が多くいました。

が、

それは、路上飲食の意味ですから、「食べ歩き」ではなく、「歩き食い」ですよね。

獅子文六には『私の食べ歩き』という本がありますが、路上で飲食する話しではないですよね。

池波正太郎には『散歩のとき何か食べたくなって』という本がありますが、池波は散歩のとき何か食べたくなっても路上で飲食はしませんよね。店に入ります。

いまはコロナの最中ですが屋外なら飲食しても良いだろうと歩き食いをする人達を多くみかけます。

鎌倉市は歩き食い禁止条例を作って必死に止めさせようとしていますが、抵抗虚しい感じです。私も歩き食い批判は、そろそろ諦めようかという気分になりつつあります。

せめて文豪たちが書いてきた「食べ歩き」と、コロナ禍の「歩き食い」は区別しようよ!というのが、今の願いです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.090本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

リサーチ

残念ながら、リサーチのみに終わってしまい、放送に至らなかったのですが、

オンラインすき焼き会

について、とある報道番組から問い合わせをいただきました。

オンライン飲み会の、変わりバージョンとして面白いと思っていただいたようです。

オンラインすき焼き会は、まだ第三波が来る前に企画し、ネットに上げました。

当時はまだ会食禁止とまでは言われていなかったので、

「ちんや」(浅草)に来れない方のためにスタートさせました。店に来れない方とは、

・高齢者と同居している

・自分に基礎疾患がある

・医療従事者と同居している

・地方在住で東京に行きたくない

といった場合ですね。

店に来れず在宅しているメンバーには通販ですき焼きの食材を送り、店にいるメンバーが食べ始めるのと同時に食べてもらおうという計画でした。

が、その後感染は拡大。

お客様から、店に誰も行かないんですが、送ってもらうだけの利用でも良いですか?

と問い合せをいただくことが増えました。

そういう話しをテレビの方にしましたが、そんなに面白くはなかったかもですね。残念。

そう言えば、今日は「母の日」。母子がすき焼きでつながれたら良いですね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.089本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

不祥事

外交官と言えばエリート中のエリートですから、ひとたび不祥事を起こせば、週刊誌ネタになるのは避けられません。

最近駐タイ大使がコロナに感染してしまいましたが、その人が行っていたバンコクの店が大変「破廉恥」な店で、そこのホステスが、なんと51人もコロナに感染していたと報道されました。とほほ。

そのナイトクラブは、「文春オンライン」によれば、「アップテンポなリズムに合わせて、胸や尻を露わにしたホステスたちが一斉に立ち上がり踊る」ような店だったそうですが、それをここで批判してもあんまり意味はなく、むしろ、私が気になるのは、この大使閣下の人物像です。

いったん不祥事を起こすと、人物像も書かれてしまいますが、外務省担当記者によれば「赤ワインとゴルフが大好き。気さくな性格」だったとか。

そう、不祥事を起こす外交官は、たいていワインがお好きです。

ワインは、西洋の外交官と親しく会話するための、実益を兼ねたご趣味だと思いますが、日本酒好きの人が少ないのが悲しいですね。

外交官が外国の店に行く場合、どんどん、日本酒を持参して→持ち込んで欲しいと私は思います。

当然持ち込み料を請求されるでしょうが、それは公費で負担しましょう。納税者もそれは納得すると思います。

できれば余分に日本酒を用意して、お店に人に「是非後で飲んで下さい」とプレゼントしましょう。それも日本のPRですから公費で良いのではと思います。

もっとも、今回は相手先が多数でしたけどね。なにしろホステスは51人もいたそうですから。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.088本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

円太郎バス

都営地下鉄浅草駅の通路に、面白い広告が出ています。

「円太郎バス」が重要文化財に指定されたことを紹介する内容です。

「円太郎」は関東大震災(1923年)の後に登場しました。震災によって市電(路面電車)が壊滅的な被害を受けたので、その代わりとしてフォード車の自動車を800両も購入して乗り合いバスにしたのです。これが公営バスの先駆けとなりました。

この広告を見て私は、そうか、バスが登場したのは、市電の後だったなと再認識しました。

大正時代の「ちんや」を撮影した写真がありますが、写っているのは市電と自転車です。バスも、普通の自動車も写っていません。

震災がキッカケになって、東京では自動車の導入が進んだのだなあと分かります。

「円太郎」は「乗り合いバス」と言っても、可愛いサイズでした。

全長は5メートルもなく、11人乗りとされていましたが、全員乗るとかなり窮屈だったそうです。

それがやがて大型化して、現代の都営バスになります。

災害が進歩のキッカケになることもあるのですね。面白い歴史です。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.087本目の投稿でした。

Filed under: 憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)