「上を向いて」の日

6月15日は「上を向いて歩こう」(Sukiyaki)の日です。

1963年の、この日に発表された「ビルボード週間ホット100」の1位を、坂本九ちゃんの「上を向いて」が獲得したからです。「上を向いて」は、その後も3週間1位でした。

日本人が歌う日本語の曲がアメリカで1位になったのは、これが後にも先にも唯一です。

昨年韓国人の「BTS」が韓国歌手としては初めて1位になり、「アジア人としては57年ぶり」だと話題になりましたね。

2020年が「57年ぶり」ということは、2023年は60周年ですね。

昭和は遠くなりにけり。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.126本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

42回

寄席の休業問題で話題になった「浅草演芸ホール」の松倉会長が月刊「浅草」に、

「浅草六区芸能伝」を連載していて、最近「月刊浅草WEB」でも読めるようになりました。

松倉会長には拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』にも出ていただきましたが、連載42回は「演芸ホール」のバックヤード・ツアーの第二弾でした。

楽屋の話しの部分で驚いたのは、かつてここには貧乏芸人が寝泊まりしていたという件。ビートたけしさんも修行時代にそうしていたと。

劇場には布団も風呂もある。

食べ物は、売れっ子芸人への差し入れをまわしてもらうか、近所の店でおごってもらう。

外出時に着るものに困れば衣装を着てしまう。そうすれば生きて行くことも可能だったそうな。すごいです。

昭和の劇場は芸を観る・見せるだけでなく、芸人が育つ場でもあったという話しです。

松倉会長は1935年生まれなので、今年で86歳になられたはず。

休業問題ではご子息の社長にメデイア対応を任せておられるようでしたが、

ワクチンは打てたんでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.125本目の投稿でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

悪者

コロナが始まる前に想像していなかったこと

→酒がこれほど悪者にされることは予想していませんでした。

過去4回の緊急事態が酒のシーズンだったとすら、最近では言われています。

第1波と第4波は、花見と歓送迎会の時期

第2波は暑気払いの時期

第3波は忘年会と年末年始

この、とても科学的?な理論によると、次の波が来るのは、7月半ばに梅雨明けして→人々がビールを飲みたくなる頃の、2週間後、だからオリンピックの最中だ!

飲むのがお茶でも感染すると思いますけどね、私は。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.124本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

フリーアルコール

コロナの接触感染対策で、アルコールを小瓶に入れて各部屋に置き、ご自由に使っていただいています。

この対策は、必ずやるべしと指導されているわけではないですが、自分だったら在ると良いと思うので、自主的に去年の秋からやっています。

中には、すぐに自由に使って良いと分からないお客様もいるので、

そちらはフリーアルコールです!

とご説明すると、

え、フリーって、飲んで良いの?都庁にバレたら怒られない?

いやいや、飲んじゃダメですよ。禁酒法どうのこうのより、お体にさわりますよ。度数は100%ですからね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.123本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

ザクの語源

「ザク」という言葉が通じないことがあります。

すき焼き屋で「ザク」と言えば、ネギ、シュンギク、シイタケ、焼き豆腐、シラタキ、麩などの具材を盛った皿のことですが、通じないことが多いです。

「野菜」と言われることが多いですが、豆腐やシラタキも入っているので、「野菜」では適切ではないです。

「ザク」としか言いようがないので、「ザク」と言っていますが、通じないことが増えました。

ある世代の方にとっては、「ザク」とは、

テレビアニメ『機動戦士ガンダム』(1979年放送)に登場する架空の兵器、人が操縦する形の人型兵器のことのようです。

先日もそういう方が見えたので、そう言えば、ガンダムの「ザク」って、なんで「ザク」って言うんですか?

と聞いてみたら、その方はなかなかのファンだったらしく答えて下さいました、

「大きい戦士が歩くと地面が「ザクッザクッ」と音を立てるから」だそうです。

なるほど。

すき焼きの場合も擬音語です。

すき焼きの具材を切る時、「ザクッザクッ」と音がするからですね。

単純な言葉は残りますね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.122本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

二重予約

ワクチンの「二重予約」を適切に取り消さない人が大勢いると聞いて、本当に悲しく思います。料理屋も日頃二重予約に悩まされているからです。

報道によりますと、

「自衛隊が5月24日から開設した新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターの東京会場で接種を受けた人が、居住地の東京23区側の接種予約をキャンセルせず「二重予約」となっているケースが世田谷区や目黒区で確認されたことが分かった」

「世田谷区によると、25日午前10時時点で、自衛隊会場で24日に接種を受けた同区民819人のうち、2割強の172人が区の予約を取り消していなかった。26日朝でも110人が残っているという」

「区は接種枠を空けるため、重複した予約を取り消すよう呼び掛けている」

信じられないかもしれませんが、同じ時間に二か所以上の料理屋を予約しておき、当日の気分次第でその内の一軒に行き、残りのキャンセルをしない(忘れる?)(そもそも、キャンセルしないといけないと思っていない?)人は一定数います。

が、2割強というのは、流石に多すぎますね。

本当に悲しく思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.121本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

科学性

元々科学性とは、あんまり関係なかったテレビの情報番組も科学性をうたうようになってきました。

もちろんコロナが来たからです。

でも、あいかわらず科学的でない発言をするコメンテイターも起用されていて、そういうメンバーが「専門家」と「激論」するのが、昨今の「見もの」となっています。

テレビにとってコロナもネタの一つなんだなあと思ってしまいます。

病気と並んで国民の大多数が関心を持つネタに「食べ物」がありますが、こちらの分野は、今も非科学的論争がされています。今日は、その話しです。

先日も、メイン料理に果物を入れるのは「あり」か「なし」かで激論をしていました。

例えば、ピザにパイナップルを載せて焼くのは「あり」か「なし」かで。

結論を先に申しますと、料理に酸味を加えるのは「あり」です。

「あり」どころか、より美味しくなります。

私は以前から、ヨーグルトとすき焼きは会う!と思っておりまして、2016年の秋からすき焼きの溶き卵にヨーグルトと、やはり合うと思うカレーを入れています。

また自分で「合う!」と主張するだけでなく、2018年には「味博士」こと鈴木隆一博士に味覚センサーで分析もしてもらいました。

結果カレーを入れたすき焼きよりも、ヨーグルトを入れたすき焼きよりも、カレーとヨーグルトの両方を入れたすき焼きが、味覚分析上最強だったのです。(結果はこちら

し・か・し、ここで問題なのは「あり」でなおかつ「より美味しい」にも関わらず、そう思わない人もいる点です。

酸味は腐った食べ物の味でもあるので、知識・経験の乏しい子供は直感的に嫌がります。

ヨーグルトはお酢などを食べたり、焼き魚に果物の汁を搾ってかけるなどの経験を積み重ねる中で次第に慣れて美味しく感じることができるようになるのです。

親御さんが意識して、お子さんに酸味のある食べ物を与えないと難しい場合もあると思います。

そして、親御さんがそういう努力をしない状況のまま大人に成ってしまうと、大人なのに酸味が苦手という人が登場します。

で、メイン料理に果物や酸味を入れるのは「なし」という方が一定数いるのです。

要するに、この論争は、「あり」が多数派であるものの、絶対多数ではないということになります。その番組では7対3の割合のようでした。

ですので多数と少数の話しというのが正しい把握の仕方なのに、それを無理や「あり」VS「なし」の話し=100対ゼロの話しに捻じ曲げて、「論争」させていたのが、そのコーナーなのでした。

そうしたコーナーが一つの情報番組の中に存在して、前半ではコロナを科学的に、後半では酸味を非科学的に採り上げています。

なんだかなあ。

前半のコロナのコーナーまで非科学的に見えてしまうのは私だけでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.120本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

優先接種

テレビの情報番組で「コメンテイター」なる人々がコロナについて勝手放題語るのは実に良くないと思っています。

が、先日例外的に「いいね!」と思うことがありました。

その方は弁護士さんでしたが、

飲食店は経営が大変なのに、感染したらさらに悲惨だから、飲食店の人に優先してワクチンを打てば良いと主張したのです。そうすればお客さんも安心して店に行ける、と。

す・ば・ら・し・い。

残念ながら専門家に、すぐさま下されてしまいました。やんわりとでしたが。

飲食店優先は悪い手ではないけれど、飲食店で感染が起きるかは、お客さんがどう振る舞るかでかなり変わってくるので、お店の人だけ打っても劇的に効果は上がらないでしょう、とのこと。

たしかに、そうですねえ。

要するに、そう簡単に、コロナ禍から抜け出せないということのようです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.119本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

たまご焼き

ある日東京商工会議所の会報を読んでいたら、旧知の向島の料亭の、たまご焼きを使った、たまごサンドが発売されたと書かれていました。

たまご焼きを作っているのは、墨田区向嶋花街の「料亭きよし」さん。

そのたまご焼きを、地元のパン屋「石窯パン工房 KAMEYA」さんのパンではさみ「厚焼きたまごサンド」にしたと言います。

このプロジェクトは「まるとかめ」と命名されているとか。へえ。

今禁酒法で花街は営業することが出来ず、「きよし」さんは昼の弁当販売のみ営業しているということなので、たまご焼きと天丼をいただいてみました。

なかなか味わい深い一品でした。

御馳走さまでした。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.118本目の投稿でした。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

新語

また新語が出来たようです。

「自宅会食」。

じ、じたく、かいしょく?

コロナが始まってから、一体いくつの新語が登場したものかと気が遠くなります。

この「自宅会食」とは、東京都の担当者によれば、「自宅に友人を招いての会食」のことで、要するに「家飲み」のことですね。そう言えば良いのに。

そして、その「自宅会食」の際に「お店じゃなければいいと安易に思っている人がいれば感染を広げてしまう大きな原因のひとつ」

と説明したそうな。

あったり前田のクラッカー。

今やお店は、かなり感染対策されていることが多いですが、家はそういう店より対策が緩いと思いますよ。

しかも閉店時間がないから長時間滞在して、ウイルスを浴びるかもです。

いよいよ都庁の「見回り隊」が自宅にガサ入れしないとダメですなあ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.117本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)